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2006年5月30日 (火)

納戸

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【NO.149】納戸のウソ・ホント

「納戸」ってどういうもの?
 納戸とは、物を納める場所。物置部屋のことである。しかし、現代の住宅においては別の意味で使われることがある。それは、「建築基準法で、居室扱いできないスペース」をとりあえず「納戸」もしくは「サービスルーム(納戸)」と呼ぶということだ。
 建築基準法で居室=部屋として認められるためにはいくつかの条件がある。簡単に言うと、ある程度の広さがないといけないし、天井高や出入り口の状態、窓からの見晴らしなどにも基準がある。この基準に満たないスペースは居室=部屋として扱うことができないのだ。
 賃貸住宅の場合、この決まりは必ずしも守られていない。3畳大のスペースでも1室としてカウントしたり、窓を開けるとビルの壁しか見えないスペースでもリビングと表記されたりする。
 しかし、分譲住宅では厳密に守られており、居室扱いできないスペースは納戸とかサービスルーム(納戸)と表記されるわけだ。この場合の「納戸」は、表記がどうあれ居室として使われ、子供部屋や夫婦の寝室などになるのが普通だ。
 つまり、「納戸」には、純粋に物入れとして使われるスペースと、居室=部屋なのだが、法律の規定で便宜上「納戸」と表記されるスペースの2種類があるというわけだ。

「納戸」の長所は?
 純粋に収納スペースとなる納戸は、収納スペースのなかでも大きなものを指すのが普通だ。少なくても1畳大以上。普通は2畳とか3畳以上の広さがあるもの。だから、大きな段ボール箱も楽々収納できる。場合によってはタンスをそのまましまうこともできる。このように、収納力が大きいこと。それが納戸の最大の長所だ。
 さらに、2畳とか3畳の広さがあれば、趣味のスペースとして使うことも可能。窓がなく、エアコンも付かないのが普通であるため、居心地は決してよくない。特に、夏は暑くなりがち。それでもいいから、「自分だけのスペース」が欲しいというとき、納戸は非常に役立ってくれるわけだ。

使いやすい「納戸」のポイントは?
 使いやすい納戸とは、ズバリ、物をしまいやすく、出しやすいつくりになっていること。出入り口は大きめの引き戸になっており、天井も高いほうがよい。そして、奥に向かって長い部屋(つまり、ウナギの寝床状態)ではなく、横に広いスペースになっているほうが理想。ウナギの寝床状態だと、奥に仕舞った物が死蔵されやすいからだ。
 照明のほか、電気のコンセントも付いているほうがよい。さらに欲を言えば、小さくてもいいから窓付きがよいのだが……。これは、無理な注文というところか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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