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2006年5月30日 (火)

防災備蓄庫

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【NO.135】防災備蓄庫ウソ・ホント

「防災備蓄庫」ってどういうもの?
 防災備蓄庫というのは、大地震が起き、電気、水道、ガスなどが切れたとき、数日間は救援物資なしでも生きてゆけるよう、必要な物資を蓄えておく倉庫のこと。広域避難場所として指定されている公園や公立小中学校などに設置されるケースが多いのだが、最近はマンションにも設置されることがある。
 現在のマンションは、関東大震災クラスの大地震でも倒壊することはない。そこで、マンション内に必要な物資を備蓄しておけば、避難所に移らなくても済むはず。そういった考えから、マンション内に防災備蓄庫を設けるケースが少しずつ増え始めているわけだ。

「防災備蓄庫」に備えられるものとは?
 防災備蓄庫に蓄えられるのは、生きるために最低限必要なもの。救援物資なしでも数日間は生きることができるようにするものだ。例えば、水、簡易トイレ、煮炊きできる簡易コンロやかまどの設備機器、そして、救助用工具や医療品などだ。米などの食料品は各家庭の台所にあるはずなので、基本的に置かない。
 水は、ミネラルウォーターを備蓄することもあるし、汚水を浄化し、飲料水に変える装置を備えることもある。
 大地震が起きたとき、困るのは水道水が出なくなり、飲み水がなくなること。そして、水洗トイレが使えなくなること。さらに、煮炊きができないこと。それらの問題に対応するものが備蓄されるわけだ。

「防災備蓄庫」が本当に必要なのは……。
 防災備蓄庫は、本来、すべてのマンションに必要なもの。中でも特に必要と思われるのが超高層マンションだ。
 というのも、大地震が起きると、マンションのエレベーターはすべて止まり、安全が確認されるまで動かない。そうなると、高層階に住む人は生活がしにくくなる。給水車が水を運んできても、それをポリタンクに入れ、階段で上層階まで運ぶのは至難の業であるからだ。
 そこで、最新の超高層マンションでは、10階おきに防災備蓄庫を設置するケースがある。それなら、大地震のとき、上層階の住人も水や簡易トイレを得やすいという考えである。これは、とても理にかなった考えだと思われる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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