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2006年5月30日 (火)

システムバス

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【NO.072】システムバスのウソ・ホント

「システムバス」って、どういうものなの?
 システムバスは、かつて「ユニットバス」とよばれていた。その名前を聞くと、「ああ、あれかと」と思いつく人も多いだろう。全体は大きなカプセル状の「箱」。その内部に浴槽とシャワー、蛇口、洗い場といった「浴室」がつくられている。この「箱」を住宅内にセットし、給湯・給水管と排水管等を接続すれば、浴室の出来上がり、となる設備だ。システムバスを用いず、浴室をつくるときは大工さんが外枠をつくり、設備業者が内部に浴槽や蛇口、シャワーなどを取り付ける、さらに、内装のタイル張りや石張りをこれまた専門業者が行うと、非常に面倒なのだ。この作業を簡単にしてくれるのが、システムバスなのだ。この設備、「ユニットバス」とよばれていた時代は、「安物」という印象が強かった。そこで、システムバスという新しい名前がつけられたのである。

「システムバス」の長所はどこにあるの?
 システムバスには長所が多い。まず、工事が楽であること。工場で「箱」をつくってしまうので、工事現場では据え付けるだけになる。
 次に、完成度が高いことも長所になる。浴室は水が漏れたり、湿気が漏れることを完全に防がなければならない。この完成度が非常に高いのだ。それまでの浴室は湿気が漏れやすかったり、浴室まわりに結露を生じさせやすかった。そのため、浴室のまわりにはカビが生えやすかったのだが……。システムバスとそれに設置する浴室換気乾燥機の登場で、カビの問題が解消。カビとの戦いが続いたマンションは、システムバスによって大きな問題を一つ解決したのである。
 戸建て住宅でも2階に浴室を設置するときには軽量のシステムバスが重宝がられた。そして、大型で豪華なシステムバスが開発されると、1階に設置される浴室でもシステムバスの利用が多くなったのである。

「システムバス」には短所はないの?
 現在、住宅の浴室はシステムバスを用いるのが当たり前になりつつある。そして、システムバスにはさしあたっての欠点がないのも事実。が、あえて欠点を探せば、リフォームの問題があげられるだろう。というのも、システムバスを入れ替えようとすると、浴室のまわりを大きく壊さなければならず、リフォーム費用が高額になってしまう。それが理由でシステムバスの入れ替えをあきらめる人が多い。その点が工夫されれば、システムバスの価値はさらに高まることになる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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