オープンキッチン
【NO.094】オープンキッチンのウソ・ホント
■「オープンキッチン」ってどんなものなの?
現在、区切り壁が少なく、開放的なキッチンはすべてオープンキッチンと呼ばれる傾向がある。が、昭和40年代、50年代は事情が違った。その当時、オープンキッチンと呼ばれたのは、次のようなキッチンだった。
LDKと呼ばれる部屋は、広いひと部屋。そして、奥まった壁に沿ってシステムキッチンが備え付けられ、LD部とK(キッチン)部の境がない——このような形式の台所を「オープンキッチン」と呼んだのである。つまり、リビングやダイニングと完全に一体化したキッチンが「オープンキッチン」となるわけだ。
対面キッチンのように区切り壁の一部が外された形式は、正確に言うと“セミ・オープンキッチン”と呼ぶべきことになる。
■「オープンキッチン」の長所は?
リビングやダイニングとキッチンを一体化させるメリットは、ずばりスペースを有効活用できるから。例えば、ダイニングテーブルをシステムキッチンのそばに置くとする。テーブルは調理を行う際の作業台として活用でき、料理ができあがれば、作業台からテーブルに復帰。テーブルに収めた椅子を引き出せば、それまで動き回っていた作業スペースが椅子のスペースに変わる。つまり、スペースが2倍に活用できたわけだ。そのため、LDK全体で10畳程度しかないような場合、オープンキッチン方式が都合がよくなる。
もう一つの長所は、調理作業をしている間、孤立しないこと。家族とふれあいながら、調理をつくることができ、自然と子供が手伝うようになるという長所も指摘されている。
■「オープンキッチン」の短所は何?
長所の多いオープンキッチンだが、このところ数が少なくなっている。それは、大きな短所があるから。短所とは、いうまでもないだろう。キッチンがLDから丸見えになり、臭いも広がってしまうことだ。
オープンキッチンの場合、換気扇は排気能力の高いものが必要。さらに、キッチンを常にきれいにしておくことが求められる。これは主婦にとってのプレッシャーになり、オープンキッチンが嫌われる原因にもなっている。
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