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2006年5月30日 (火)

下がり天井

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【NO.114】下がり天井のウソ・ホント

「下がり天井」ってどういうもの?
 「下がり天井」とは、天井の一部が下がっていること全般を指す。そのため、天井の隅に梁の出っ張りがあるのも下がり天井。天井面積の半分以上が下がっているのも、下がり天井ということになる。
 マンションの場合、リビングに比べて廊下やキッチンなどは天井が低くなっているのが普通だ。この廊下やキッチンの天井を指して、「下がり天井」ということはない。
 廊下全体の天井が下がっているときは、下がり天井ではなく、「天井が低い」といわれる。
 下がり天井は、「そのスペースの天井高が均一ではなく、一部に低い部分があるときに、低い部分を指す言葉」となるわけだ。
 ここで思いつくのは下がっているのではなく、天井の一部が高くなっているケース。低い部分でも天井高が2m40cm以上あり、高い部分は2m60cm以上——このようなケースで、天井の低い部分を「下がり天井」とは呼ばない。天井に低い部分はなく、高い部分だけがあるからで、この場合は「折り上げ天井」という呼び方をするのが一般的だ。

「下がり天井」の正体は?
 下がり天井の中に入っているのは、鉄筋コンクリートの梁、もしくは排気ダクトというのが一般的だ。梁は柱と柱を結ぶ線上に生じ、排気ダクトはキッチンの換気扇や浴室、トイレの排気口からバルコニーや共用廊下に向かう線上に生じやすい。
 そして、下がり天井は、なるべく部屋の隅に生じるように工夫される。が、どうしても、部屋の隅に設置できないときは、下がり天井が目立つことになってしまう。つまり、天井を見上げると、下がり天井が縦断したり、横断しているのが嫌でも目に入るわけだ。
 このほか、天井面積の4分の1以上が下がるような“特大型”の場合、下がり天井はどこにあっても目立つ。
 下がり天井は、部屋の隅に、なるべく小さく生じているほうがよいわけだ。

許せる下がり天井の目安は?
 どこにあるのか、とともに気になるのは「下がり天井」の下がり方。天井からどれくらい下がっているか、だ。
 下がり天井でも、天井から20cm程度までの下がり方であれば、さほど気にならない。しかし、25cm以上になると、気になる。中には、30cmも下がった梁が部屋の中心にあるというケースも。よほど割安感がないと、そんな部屋を借りたり、買ったりする気にはならないだろう。
 下がり天井は、住まいの価値を大きく左右する要素になるわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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