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2006年5月30日 (火)

サーモスタット付き混合水栓

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【NO.018】サーモスタット付き混合水栓のウソ・ホント

サーモスタット付き混合水栓って、どういうものなの?
 現在、キッチン、洗面所、お風呂に付く水栓は、「混合水栓」という形式が一般的。これは、お湯と水が別々の蛇口から出るのではなく、一つの蛇口から出てくる方式だ。蛇口から出てくるお湯と水は混ぜ合わされ、好みの温度にすることができる。
 温度調整の方法は、キッチンとお風呂では異なる。キッチンで多いのは、「シングルレバー」と呼ばれる方式で、出す・止めると温度調節を1本のレバーで操作するもの。この場合、レバーを右にするか、左にするかで湯温が変わる。洗面所の混合水栓も、キッチンと同じ方式になることが多い。
 これに対し、お風呂の混合水栓は構造が複雑だ。まず、シャワーと蛇口の切り替えレバーや切り替えボタンが追加されている。そして、湯温の調節ダイヤルが独立しているのも特徴の一つ。この湯温調節ダイヤルに組み込まれるのが、サーモスタットという機構である。サーモスタットは、どのような役割を果たすのか——簡単にいうと、湯温を自動調節するシステムなのだ。

サーモスタットが付くと、どんな長所があるの?
 お風呂の混合水栓には、サーモスタット付きとサーモスタットなしがある。このうち、サーモスタットなしの混合水栓は温度調節ダイヤルに水色から黄色、オレンジといった色分けがされる。この色を目安にダイヤルを設定し、温度調整を行うわけだ。これも、自動調整のように思えるだろう。ところが、そうではないのだ。
 サーモスタットが付かない場合、夏は水色に近い黄色が適温となり、冬はオレンジ色部分が適温になるなど、水道水の温度によって、適温位置が変わってしまう。
 これに対し、サーモスタット付きの場合、温度調整ダイヤルに38度とか40度といった数字が示される。この数字を頼りにダイヤルをセットすると、水道水の温度にかかわらず、同じ温度のお湯が出てくる。つまり、夏でも冬でもダイヤル位置を変える必要がないのだ。
 これにより、入浴するたびに温度調整ダイヤルを回す必要がないこと。それが、サーモスタット付き混合水栓の長所となる。

サーモスタット付き混合水栓の、最新の傾向は?
 温度調整の目盛りに数字が付いている——それが、サーモスタット付き混合水栓の目印。しかし、サーモスタット付き混合水栓ならば、必ず数字の目盛りが付いているわけではない。色分けに数字の目盛りが一つだけ刻まれていたり、外国製の高級品には数字がまったくないものもある。これは、国によって温度の表し方が異なる(摂氏と華氏)ため、どの国でも使えるようにという配慮だろう。
 そのため、数字の表示がないからといって、サーモスタットが付いていないとは言い切りれないのが、最近の実情。数字の表示がなくても、温度調整ダイヤルの位置が一年を通して変える必要がなければ、それがサーモスタット付きの証拠となる。
 サーモスタット付き混合水栓の短所は、特に報告されていない。あえて欠点を上げれば、サーモスタットなしより、ほんの少し高価であることくらいか。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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