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2006年5月30日 (火)

2ドア洋室

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【NO.140】2ドア洋室のウソ・ホント

「2ドア洋室」ってどういうもの?
 2ドア洋室というのは、そのものズバリ、ドアが二つある洋室のことだ。  普通、マンションの洋室に設けられる出入り口は一つだけ。最近は、クローゼットから洗面所等に抜けることができる「ウォークスルークローゼット」方式があり、その場合は、「ドア以外にもう一つの出入り口がある」となる。
 そのような方式ではなく、廊下に出るためのドアが二つある方式が「2ドア洋室」だ。 和室の場合、出入り口が二つあるのは珍しくない。リビングの奥に和室がある「中和室」の場合、リビング側と廊下側の2箇所に出入り口を設けることになるからだ。
 しかし、洋室にドアを二つ設ける例は多くない。多くはないが、時折見かけられる工夫なのである。

「2ドア洋室」の長所は?
140 一つの洋室に2つのドアを設置するのは、「将来、その洋室を2つに分ける」ことがしやすいように。これは、子供部屋で重宝する工夫だ。
 例えば、2人兄弟の場合、小さいウチは広い子供部屋で一緒に遊ぶことを好む。だから、10畳の洋室を兄弟に与える。
 そして、子供が大きくなり、それぞれが個室を欲しがるようになったら、10畳の洋室を5畳ずつに分けて、2室にする。
 その際、10畳の真ん中に仕切り壁を設置するだけならリフォーム費用が安く済む。5万円から10万円程度で依頼することができるだろう。壁を設置する代わりに、背の高い収納棚を並べ、それで2室を区切ることもできる。
 このように、2室に区切るとき、はじめからドアを2つ用意していれば都合がよい。それが、2ドア洋室の狙いであり、長所でもある。

「2ドア洋室」に短所はないの?
 2ドア洋室に特に際だった短所はない。部屋を区切らず、広い洋室のまま使うと、ドアがムダに付けられていることになるが、それで不便が生じるということもない。
 ただ、気をつけたいのは、2つに区切ったときの採光や通気だ。
 2ドア洋室の場合、ドアの位置により、おのずと部屋の区切り方が決まる。その際、「右の部屋は窓があって明るいが、左の部屋は窓なしで、暗い」というような差が生じると困る。
 新たに仕切り壁を設けたとき、2つの部屋がともに快適かどうかを確認しておくことが大切になるわけだ。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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