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2006年5月30日 (火)

キッズルーム

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【NO.126】キッズルームのウソ・ホント

「キッズルーム」ってどういうもの?
 キッズルームを直訳すると“子供部屋”——その内容は、マンションの共用施設の一つとして設置される子供の遊びスペースを指す。
 具体的には、マンションの建物内の小部屋や集会所など広い部屋の一角を区切り、小学校低学年程度までの子供が遊ぶスペースとして解放されるものだ。
 積み木やプラスチック製の遊具類が置かれ、マンション住民の子供は自由に遊んでよいことになっている。遊ぶためのスペースのほか、親のための椅子があったり、キッズルーム内の様子を各住戸のモニター画面で確認できるマンションもある。
 ただし、キッズルームに監視員は置かれず、キッズルーム内で事故が起きても親の責任となる。あくまでも、住民の自主管理で運営されるスペースだ。

「キッズルーム」の長所は?
 キッズルームの長所は、雨の日も体を動かして遊べること。遮音性が高まった現代のマンションでも、家の中で子供が走り回ると階下の住戸から苦情が出がち。その点、キッズルームに行けば、ある程度の運動はできる。それが第一の長所だ。
 加えて、そこに行けば同年代の子供がいるので、友達ができやすいという長所もある。母親同士の交流が深まるといった長所も。子供の面倒をみながら、どうしても家事をしたいときなど、別の母親に子供をみてもらい、自分だけ家に戻るといったこともしやすい。
 要するに、小さな子供がいるときは何かと重宝する施設となるわけだ。

「キッズルーム」に短所はないの?
 キッズルームにも短所がある。例えば、「みんなで使う場所」なので、不満や不平が出やすい。乱暴な子供がいる、わがままな子供がいるのに親が注意しないといった苦情が出やすいのだ。そのため、管理組合によるルールづくりはときどきは監視することが求められる。
 そして、マンション内の子供が大きくなると利用する人が少なくなり、キッズルーム内が老朽化すると、さらに利用されなくなるという問題もある。
 そのため、キッズルームは利用されなくなった後、別の用途で活用しやすいつくりになっていることが望ましい。
 最近は、キッズルームを設けず、多目的に使える広い部屋だけを設置するケースも増えはじめている。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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