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2006年5月30日 (火)

サイレントシンク

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【NO.076】サイレントシンクのウソ・ホント

「サイレントシンク」ってどんなものなの?
 サイレントシンクを直訳すると「静音流し」——音を立てることが少ない流しのことである。流しには、混合水栓から水やお湯が流される。このとき、勢いよく水やお湯を出すと流しからダーンという音がする。この音がでにくいようにしたのが「サイレントシンク」である。
 現在、システムキッチンの作業台は人工大理石とステンレスの2種類が主流になっている。しかし、シンク(流し)はほとんどがステンレス製。作業台が人工大理石でも、シンクはステンレスというのが一般的だ。そのため、「水を勢いよく出したときの音がうるさい」という不満があり、それを解消するために考え出されたのがサイレントシンクである。

「サイレントシンク」の構造と長所は何?
 サイレントシンクは、シンクの裏側に音の発生を抑える制振材等を貼り付け、さらに防湿材で覆う構造になっている。その結果、水音が響かない。通常60デシベル程度の音が発生するところを40デシベルまで低減させることが可能という。「騒がしい事務所」程度の騒音が「図書館」程度の音に変わるわけだ。
 さらに、熱湯をシンクに流したときの反ね返り音も発生しない。シンク表面の温度が0度までのとき、100度の熱湯を流しても「ボッコン」という音が出ないことになっている。これは、深夜にカップ麺を食べるときなど重宝するだろう。

「サイレントシンク」に短所はないの?
 このサイレントシンク、実際に使ってみた人の感想はどうだろう。まだ数は少ないのだが、「確かに、水音は静か」「音がしないので、リッチな気持ちになる」と概ね好評。
 一方で、「洗い物をするときは、水音や食器同士がぶつかる音があるので、洗い物作業全体が静かになるわけではない」という声もある。確かに長所は大きいのだが、過大な期待は禁物といったところである。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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