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2006年5月30日 (火)

パントリー

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【NO.097】パントリーのウソ・ホント

「パントリー」って、どういうものなの?
 「パントリー」は、キッチンに設置される収納の一種。そして、「食品をしまう」という特定の目的をもった収納スペース指す。そのため、日本語訳は「食品庫」となり、他の収納とは異なる特徴を持つ。といっても、冷蔵庫機能や脱臭機能など電気仕掛けの装置を備えているわけではない。缶詰や調味料など小さな食品を数多くしまえること、そして、賞味期限のあるものをしまうため,絶対に“死蔵”を避けなければならないこと——これらの条件を満たす必要があるわけだ。
 例えば、扉を開くと奥行きが浅い収納スペースがあり、高さ10センチから15センチ程度の棚を細かく設置。しかも、棚には落下防止のガードが付けられている、といったつくりが求められるわけだ。
 幅10センチ程度で、背が高い「隙間家具」のような引き出しを設け,その中に、缶詰や瓶詰めをズラリと並べる形式でもよい。
 いずれの場合も、食品を見渡す事ができ,奥に隠れるものが生じないようにすること。そして、忙しい家事の最中に目当ての物がみつかりやすい設計がパントリーの条件となるわけだ。

「パントリー」は必要なの?
 パントリーの特徴は缶詰や瓶詰め、調味料など細かなものをしまいやすく、探しやすいこと。使ってみると、これはとても重宝、という声が多い。どの食品がどれくらいあるかが分かりやすいため、食品を二重に買う事が防げるし、ストックしておくべき食品の買いもれも防止してくれるからだ。
 単なる物入れを食品庫として活用する場合、棚の間隔が広いため、小さな食品をしまうときは一度段ボール箱などに入れ、その箱ごと物入れにしまうことになりがち。これは、二重買いや買いもれを生じさせやすい。やはり、細かいものをしまいやすく、,探しやすいパントリーにはメリットが多いわけだ。

「パントリー」の短所は?
 便利なパントリーだが、短所は設置されることが少ないこと。マンションの場合、パントリー向きのスペースがあると、パントリーより容量の多い収納として活用されがち。「パントリーくらいしかつくれない」というケースのときにようやく造られるというのが実情だ。
 現在はまだ人気が低く、それゆえ設置されることが少ないこと——それがパントリーの最大の短所といえる。

文:住宅ジャーナリスト 櫻井幸雄

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