LD
【NO.067】LDのウソ・ホント
■「LD」は、どういう部屋を指すの?
LDというのは,リビングダイニングの略。食事するためのダイニングスペースと,くつろぐためのリビングスペースが一緒になった空間だ。これを具体的に説明すると,ダインングテーブル(食卓)とソファセット,それに大型のテレビが置けるくらい広い洋室ということになる。
このLDにキッチンを加えたのが「LDK」。だから,個室が3つとLD,それにキッチンのある間取りが「3LDK」ということになる。これに対し,LDに匹敵する場所が狭く,ダイニングテーブルしか置けない場合,それはLDではなく,D(ダイニング)となり,間取り表記は「3DK」ということになる。
ちなみにダイニングもなく,個室が3つにキッチンだけの間取りの場合,「3K」という表記だ。
リビングダイニングとダイニングの差は,ズバリ広さにある。では,何畳以上の広さがあればLDで,それ以下だとダイニングになるのか——これに明確な基準はない。かつて都市基盤整備公団が住宅をつくっていた頃,「LDとよべるのは10畳以上」という基準を持っており,それにならうのが慣例化している。
つまリ,日本においては,LDだけで10畳以上の広さがあれば,胸を張って「リビンングダイニング」となり,10畳の広さがなければ,「ダイニング」と表記……。しかし,現実には8畳大でも「LD」とするケースが少なくないのである。
■くつろげる「LD」の広さとは?
8畳の広さでも「LD」というケースがあるのだが,8畳間にダイニングテーブルとソファセット,そして大型のテレビを置くのはやはりきつい。10畳以上は欲しいところだ。それらを置いて,ゆとりを感じる広さとなると,12畳以上の広さが必要。さらに,15畳以上の面積があれば,「広いLD」になる,というのがこれまでの常識だった。
ところが,最近のマンションは,15畳以上でも,広さを感じなくなったという不動産業関係者が多い。広いLDが増え,目が慣れてしまったせいか,もしくは壁の厚い集合住宅が増え,実質的な広さが縮んでしまったせいなのか。いずれにしろ,現在のマンションでは,20畳以上の広さがないと,「広いLD」と認識されにくいことを覚えておきたい。
■使いやすい「LD」ってどういうもの?
広さのほか,使いやすいLDのポイントが二つある。
一つは,ダイニング部とリビング部の陣地分けがしやすいことだ。例えば,LDが正方形の場合,ダイニングテーブルとソファセットの置き場所がうまく決まらないということが起きやすい。その点,長方形のLDのほうがダイニング部とリビング部を陣地分けしやすく,使いやすくなるのだ。
二つ目は,LDにも収納スペースがあること。それがないと,ソファの周りが雑然としやすくなっていしまう。また,掃除機を分解しないでしまえる収納がLDにあると,ものをこぼしたとき,すぐに掃除機を取り出せて便利だ。
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